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  1. 所得が安定している公務員にとって 「資産運用」は本当に必要なのか?

所得が安定している公務員にとって 「資産運用」は本当に必要なのか?

資産運用の記事を載せるたびに反響はあります。しかし一方で、興味はあっても不安のほうが大きいという読者が多いのも事実です。

そもそも、一般的にみて所得が安定している公務員がわざわざ資産運用に手を出す必要があるのでしょうか。

今回は1級ファイナンシャル・プランニング技能士の資格をもつ風呂内 亜矢さんに、公務員の資産運用の大切さについて教えてもらいました。

※下記はジチタイワークス Vol.5(2019年4月発刊)から抜粋し、記事は取材時のものです。

投資とギャンブルはまったくの別モノ

資産運用に対して後ろ向きな印象を持つ人の多くは「投資=ギャンブルに似ている」と考えています。しかし、風呂内さんは「まったく違います」と断言します。「ギャンブルは、誰かが負けた損失をほかの人が勝つことで儲かる仕組みですよね。つまり、勝つ人と負ける人がいないと成り立ちません。でも、例えば株式投資は、自分が投資したお金を元手にして、企業が新たなサービスや事業を展開することが起こり得るんです。『みんなが勝つ』可能性がある点で、ギャンブルとは別モノなんですよ」(風呂内さん)。

とはいえ、投資したお金が減ったり増えたりすると、やはり不安になってしまうのが人間の性ではないでしょうか。「それは額面の話です。皆さん『儲け』という面で考えるから怖いと感じるのかもしれませんが、資産運用とは、自分が持っている資産の価値を維持するためのもの。例えばインフレが起きたときに現金のみを持っていたら価値は下がる一方ですよね。そんなときに、物価や景気に連動する資産がある人は強いと思います」と、風呂内さん。さらに資産運用を武器に例え、公務員こそ、この“武器”を持つべきだと話します。

「近年は副業ブームで『何かあったときのため』と、収入源を増やす人が増えています。でも、公務員の方は副業が禁止されていますよね。となると、収入源が一つしかないので有事の際に対抗する術がゼロなのです。でも、いろんな武器を持っていれば、そのぶん手助けしてくれます」。

それぞれの良さを見極めて快適な「資産運用」ライフを

資産を運用することを「いろんな武器を持つ」と表現する風呂内さんは、各種投資法にはメリットとデメリットが存在すると話します。そこで、それぞれの特徴を教えてもらいました。

①つみたてNISAなど初心者でもできる「投資信託」

プロ(ファンドマネージャー)が運用してくれるのが投資信託。「信じて託す」という読んで字のごとく、簡単に言えばプロを信じてお金を預けるだけです。なかでも「つみたてNISA」は金融庁の条件をクリアしたものに限定されているので選びやすいですし、金融機関によっては月100円から始められます。また、投資信託は「分散投資」になるので大きな損を避ける効果があります。ただ、手数料がかかるというデメリットも。自分で研究して運用したい方には向いていないかもしれません。

②自分の目利き次第で楽しくなる「株式投資」

企業が発行する株を売買することで配当金や売却益を受け取るもの。投資信託と違い、通常、保有期間中に手数料はかかりません。また、株主になると「株主優待」を受けられたり「株主総会」に参加して経営に意見が言えたりと、特別感を味わえます。一方で、目利きを失敗すると価値がゼロになる可能性も。株価は常に変動しているので、タイミングを誤ると売買が思った通りに成立しないこともままあります。初心者には少々ハードルが高いので、ある程度投資になれてから挑戦するのがおすすめです。

③家賃収入が得られる安定した「不動産投資」

最近は公務員の方も挑戦する人が多い「不動産投資」。何より、定期的な家賃収入を得られるのがポイントですね。長期間にわたって、じっくり付き合っていくのが特徴。特に、将来の収入源を求める人に向いています。

著者紹介

風呂内 亜矢
1級ファイナンシャル・プランニング技能士。TVCMに出演するほか、読売新聞や東洋経済オンラインなどでコラムを連載中。
著書に『超ど素人がはじめる資産運用』(翔泳社)などがある。
http://www.furouchi.com/profile

 

 

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