おしゃべりの場が希望の光に(町民だよりかみみね 平成29年3月号)

悩みや不安を抱えているとき、誰かに打ち明け話を聴いてもらったら気持ちが楽になった・・・そんな体験をしたことありませんか?「病は気から」といいますが、辛い気持ちが少しでも癒やされるなら、「おしゃべり」は立派なリハビリになりますね。
今回の「町民だよりかみみね」の特集は、そんな話題です。
「おしゃべり」を通して支え合う
がん患者の方の多くは、悩みや不安を家族にも打ち明けられず自分一人で抱え込んでしまう傾向があるそうです。
そんな患者さん本人や家族を支える施設が、「がんサロン」。気軽におしゃべりをすることで互いに情報交換したり、資格を持った専門スタッフに無料で個別相談に乗ってもらえる交流スペースです。
佐賀県内ではすでに5カ所のがんサロンがありますが、この2月新たに上峰町でも施設がオープンしました。多くのがん患者や家族の支えになることが期待されています。
新しいがんサロン、「とっこら〜と」
6カ所目のがんサロン「とっこら〜と」の場所を提供してくれたのは、同じ場所で料理教室を開いている馬場さん。
以前、料理教室に通う生徒さんが、がんを患ったそうです。
落ち込んでいた生徒さんが、教室に通う仲間とおしゃべりをすることで気持ちが和らいでいるように見えたんだとか。馬場さんはそんな様子を見て、「自分ひとりで抱え込まないことが大切」と感じるようになったそうです。
もともと「社会貢献をしたい」と考えていた馬場さん。すでに持っていた管理栄養士の資格に加え、がんボランティアの講義を受けたりピアサポーターの資格を取得して、「とっこら〜と」のオープンに備えてきました。
もっと多くの場所で気軽なサポートを
がんサロンのような、不安や悩みについて気軽に話せる場所は少しずつ増えているようです。とはいっても、全体的にはまだまだ少なめ。また身近に交流の場があっても、そのことに患者の方や家族が気付いていないケースもありそうです。
――こういう時こそ、広報紙の出番!
今回のような特集記事は、病気で悩む方々にとってまさに「希望の光」になるに違いありませんね。
「町民だよりかみみね」平成29年3月号
http://machiiro.town/p/19524#page/2
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