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  1. 誰もが使いやすい給水袋へ 実需から見直しを考える(北海道札幌市)

誰もが使いやすい給水袋へ 実需から見直しを考える(北海道札幌市)

平成30(2018)年9月の北海道胆振東部地震では、震度5~6を記録した札幌市。今後の災害対策が議論される中、ライフラインの中でも生命に直結する“水”のことについて、札幌市水道局給水部給水課維持調整係の紅露周平さんに話を聞いた。

※下記はジチタイワークス防災・危機管理号(2019年6月発刊)から抜粋し、記事は取材時のものです。
 [提供] プラテック株式会社

地震発生時の状況

紅露さんの所属する課は、災害時には災害記録の整理や管路復旧計画の立案にあたる。北海道胆振東部地震が発生した時にも迅速にこれらの業務にあた り、被害状況をつぶさに確認した。「水道管自体は、大口径のものがおおむね無事だったため影響も抑えられたのですが、配水池への流入管が液状化の影響で抜出したり、マンションのポンプが停電被害を受けたりして、断水は市内1万6千戸に及びました。その状況に対応するため最大73カ所の給水所を開設、 給水車は最大22台が出動しました」(紅露さん)。

こういった給水活動を行なう際に使う給水袋は、当時6ℓと10ℓの2タイプが備蓄されていた。これが地震での需要で大幅に減り、新しく補充する必要が出てきたのだが、同時にいくつかの課題も見つかったという。

給水現場の課題と対策

同局では、給水袋を補充する際に、局内や現場担当者に向けアンケートを実施した。そのアンケート結果を通して、「6 ℓタイプは軽くて運びやすいが、運搬の回数が増える」、「10ℓタイプは満タンにすると相応の重量があるため、子どもや高齢者には扱いづらい」、「従来の10ℓタイプは水を満たしても自立しないため、給水袋への充水や市民の方が使用する際に力のある大人でも扱いづらく、注意しないと側面が汚れてしまう」といった問題が見えてきた。使いやすいようにと注水口をコックに付け替えるのも現場の負担となる。

これらの課題をふまえ、新しい大容量のタイプとして①1日に1人3ℓの水が必要という基準で4人暮らしの世帯を想定した12ℓのもの、②袋自体が自立できるもの、③注水口にコックがついているもの―という3条件をもとに、試験的な意味も含めて新しい給水袋を導入することに決め、一般競争入札での募集を行なった。そこで条件にマッチした のが、プラテックの「3層ケータイ水タン ク」だった。

備蓄品に必要な要素とは?

幸い、北海道胆振東部地震の後に同市での大規模給水は発生していないので、「3層ケータイ水タンク」は試験運用の段階だが、現場からの反応は好評だという。こういった備蓄品を見極める際の 「被災者の誰もが使いやすく、現場にも負担をかけない」という基準は、ぜひ抑えておきたいポイントだ。紅露さんは情報共有の重要性も強調する。

「地震を通して、平時からの計画やマ ニュアル作成、備蓄等が重要だと再確認するとともに、非常時に迅速かつ柔軟に対応するためには、それらの継続的な見直しと実務への落とし込みが大切だと実感しました。それぞれの自治体ができることには限りがありますが、他自治体の取り組みを知ることで解決できる問題も多いはず。当局も多方面の事例を参考にしていきますが、他自治体にとっても今回の話が少しでも参考になればと願っています」(紅露さん)。

札幌市水道局給水課の 紅露 周平さん

『3層ケータイ水タンク』があれば 緊急時の給水も安心

頻発する災害や事故などによる断水対策に、給水袋のニーズが高まっている。 ポリエチレン製水缶などを供給してきたプラテックは、被災現場の声を集め、実需に応える「3層ケータイ水タンク」を開発した。

テレビCMでもおなじみの給水袋

給水時の課題を解決する“3つの特徴”

①生活水確保に最適な容量

課題

災害時には飲料水、手洗い、洗顔、洗浄水など多くの生活水が必要となるため、大量の水を効率よく被災者の元へ届けなければならない。

解決

3層フィルム構造により強度を大幅にアップ。12ℓ・15ℓといった現場での需要の高い容量の製品化を実現。しっかりとした強度があるからこそ、大量かつ効率的な給水が可能。

②誰でも使える簡単な操作性

課題

一般的なポリエチレン製の水缶で給水・注水する際は、両手で抱える必要があるため、 子どもや高齢者には扱いが難しい。

解決

需要の高い12ℓにはコックがついているため、片手で簡単に注水することができる。また、給水口はキャップ付きで衛生的。面倒な操作がないため子どもや高齢者でも簡単に給水・注水が可能。使用後の注ぎ洗いも容易で、衛生的に繰り返し使用できる。

③保管場所を取らず、大量配送も可能な機動性

課題

水缶を保管する場合は、相応のスペースが必要になる。また、大量に配送する際にも質量の問題で配送可能な数が限られてしまう。

解決

折りたたんでコンパクトに保管できる袋タイプなので、従来の水缶に比べ保管場所の省スペース化が可能。緊急時も車載で大量配送できる。

その他特徴&メリット

・公式の引張試験、耐候性試験、食品衛生適合証書を提出することができる
・名入れ指定印刷が可能 ※6ℓ・10ℓ・15ℓの3種は300枚から、コック付12ℓは10,000枚から対応
・サンプル送付が可能 ・指定ごみ袋の取り扱いなど自治体への納入実績あり(札幌市・千葉市・仙台市・岡山市・京都市・北九州市・福岡市・宮崎市)

 ユーザーからの反応

「今までポリタンクを備蓄し ていたが、この商品に変えて省スペース化できた」「お年寄りや子どもにも使いやすい」「防災訓練の際にもらったが、レジャーで使っても便利」 「何回でも使える強度と衛生的な面が魅力」「車に載せておいても邪魔にならずいつでも使用できる」etc.

担当者の声

40年のノウハウをもとに、現場の「困った」を「助かった!」へ

災害時などの給水現場では、携帯性よりも給水回数を減らすことや大量の水を確保することが求められます。 弊社では給水用ポリタンクも小型から大容量のものまでラインナップしていますが、実際に使われるのは90% 以上が大容量のものです。それと同時に、平常時の運送・保管の問題をクリアしつつ、被災者に効率よく届けられるといったことも考える必要があります。これらの“実需”を考えた上で、40年のノウハウをもとに生まれたの が「3層ケータイ水タンク」です。

現在備蓄している給水袋を見直される自治体様も増えています。非常時の使い勝手は問題ないか、備蓄で無駄なコストを発生させていないかといった点を、実需に添って見直してみませんか?問い合わせはお気軽に。

プラテック株式会社 取締役 輸入企画部長 渡邊 奨さん

お問い合わせ

プラテック株式会社
☎ 0120-788-520
〒812-0863 福岡県福岡市博多区金の隈3-6-22
Web http://www.e-platec.co.jp

 

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