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  1. 設置無料、工事は必要なし! 授乳室を設けて親子のお出かけをサポート

設置無料、工事は必要なし! 授乳室を設けて親子のお出かけをサポート

記事の要約

今回ご紹介するのは、個室型授乳室「mamaro(ママロ)」。概要は以下である。

Results

〇設置コストがかからないのですぐに導入できた
〇プライバシーを確保でき、利用者満足につながっている
〇子連れで外出する時のストレスを減らし、子育てしやすい街へ

How To

公共の施設で特に子ども連れが多い場所を精査

出産後の手続や健診など、乳幼児を連れて出かけることは多い。子育て世代が訪れる市の関連施設への設置を検討する。

男性の利用者を考慮する

家族の利用が多い施設で、男性がミルクや離乳食をあげたりおむつを替えたりする場所がない施設も精査する。

イベント時や災害時の利用も

屋外イベントでの利用も見込まれる。災害時にも設置できるので、いざという時に備え導入を検討しても。

設置スペースを確保する

幅180cm、奥行き90cm、高さ200cmの場所を確保する。テレビモニターを利用するため付近にコンセントの差し込み口がある場所を選ぶ。

導入費用が発生しない

導入費用は無料。ただし、設置場所、出生数など諸条件により無料設置できない場合がある。また、取り扱い会社から行政財産目的外使用料が別途
支払われる。協定期間は3~5年(相談可)、延長も可能だ。詳細は下記まで問い合わせを。

mamaro設置に関する問い合わせ
株式会社ホープ
☎092-716-1480
※本事業は自治体向け取扱会社である株式会社ホープと、企画・製造のTrim株式会社との協働事業です

mamaro(ママロ)とは

記事本編

導入費用はゼロ、コンセントさえあればどこにでも設置できる授乳室「mamaro(ママロ)」を、2018年2月5日、全国の自治体で初めて長崎県大村市が取り入れた。

新たに設置されたのは地域子育て支援センター「おむらんど」だ。おむらんどは0~2歳児の親子の利用が多く、平日は約170人、休日ともなれば市外在住者も含め、約270人もの利用者がいる。来館者が多いだけに、休日は授乳室に利用待ちの行列ができていたという。

鍵のかかる授乳室は1室のみ。急きょ部屋の隅にパーテーションを立て、授乳できる場所を確保していた。プレイルームと授乳場所を仕切るのは布1枚で、鍵が閉まるわけではない。落ち着いて授乳できる環境ではなかった。

別の階にも授乳室はあるものの、子どもを2人連れていると1人を置いて離れるのは心配だ。利用客からの「同じフロアに授乳室を増やしてほしい」との声に応え、可動式の授乳室の導入を決定した。

おむらんどはほかの自治体からの視察が多い

搬入当日に使用可能!無料で設置できるヒミツとは

mamaroは幅180cm、奥行き90cm、高さ200cmのスペースが確保でき、近くにコンセントの差し込み口があればどこにでも設置できる完全個室型の授乳室だ。

柱も壁もつくる必要がなく、工事は不要。震度7の揺れでも転倒せず、シックハウス対策も施されている。さらに、個室内で利用者が動けなくなった時はモーションセンサーが作動し、施設管理者にメールが届く安全に配慮した仕組みだ。加えて、おむらんどでの導入を最も後押ししたのは「設置が無料である」という点だった。

そのヒミツは個室内に設けられたテレビモニターにある。授乳には平均20分かかると言われていて、この時間に子育て世代に向けたさまざまな広告やコンテンツを配信している。設置費用を広告収入でまかなっているのだ。広告募集はmamaroの自治体向け取扱会社である株式会社ホープが担当するため負担もない。

個室は鍵がかかるので安心して利用できる。中にあるソファを使っておむつ替えが可能

プレイルームに設営されたmamaroを見て、当時おむらんど館長だった難波三千代さんは「スタイリッシュなデザインが良いですね」と目を細める。「職員が代わる代わる入ってみたんです。安全面で配慮されているので安心だし、コンパクトでも圧迫感がありません。視認性に優れ、空室がすぐわかるのもメリットです」。

おむらんど前館長・難波三千代さん

公共施設だけでなく街中にも増やしていく

既存の建物でもmamaroを置くだけで、子育て世代に優しい施設へと変わる。「子育てしやすいまちづくりには、親子がストレスなく外出できる設備が重要なんです」と難波さん。

2018年10月現在、mamaroの導入自治体数は6自治体。それ以外にも導入を検討する自治体が増加しており、子育て世帯の安心感はますます増えそうだ。

mamaroの企画・製造を手がけるTrim株式会社代表の長谷川裕介さんに目標を聞くと、「授乳室の数は出生数の1. 8%くらいです。私たちは子育てが楽しくなる社会をつくりたいと考えています」と語ってくれた。

mamaro設置に関する問い合わせ
株式会社ホープ
☎092-716-1480
※本事業は自治体向け取扱会社である株式会社ホープと、企画・製造のTrim株式会社との協働事業です

 

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