新米パパ&ママ、支えます。(広報ふかや 平成29年7月号)

全国的に「少子高齢化」ばかりが話題になる今日この頃ですが、今回はちょっと視点を変えて「子育て」にまつわる話題。
埼玉県深谷市では、子育て世代のパパ・ママをサポートする取り組みを積極的に進めているそうです。どんな内容なのか、「広報ふかや」を覗いてみましょう。
子育てを「孤育て」にさせない
深谷市では、昨年度だけで1,073人の赤ちゃんが誕生しました。全国的な少子化が問題となっている中、これはとても明るいニュースです。
とはいえ、子育ては決して楽しいことばかりではありません。夜泣きや突然の発熱など思ってもみないことが起こり、時として24時間休憩なしの仕事をしているように感じられます。実際、平成27年度に市が実施したアンケートでは、3歳までの子育てをしている親の22.2%が子育てに悩みを感じていると回答したそうです。
特に核家族化が進む現代では、子育ての不安や悩みを誰にも相談できない「孤育て」状態の親が急増中。残念ながら、そのストレスが子どもに向けられてしまうこともあります。
こうした事態を防ぐため、深谷市では子育て中の親が気軽に相談できる窓口として「母子健康包括支援センター」を新たに設置しました。
同じ専門家がとことん面倒を見てくれる
深谷市ではもともと、他の自治体に先駆けて保健師・助産師などの専門家による「母子健康手帳の手渡し」を行なっていました。
「母子健康包括支援センター」では従来のこの取り組みに加え、親への情報提供と支援プランの作成、妊娠8ヶ月頃の妊婦さんへの電話相談支援、妊産婦・新生児訪問を行います。
しかもこれらすべての支援は、原則として同一の専門家によって提供されます。こうすることで支援に継続性ができ、子どもや親の変化に気付きやすくなったり、親にとっても「気軽に相談しやすい」環境が作られたりと、大きなメリットが産まれるそうです。
深谷市では他にも、産後2ヶ月未満の親を対象に、一時的に医療機関などを宿泊・日帰りで利用できる「産後ケア事業」を実施しています。また親同士の交流をサポートするNPO法人も活動しているとのこと。心強いですね!
積極的に支援を利用しよう!
子育て中の親の中には、遠慮したり「自分が頑張らなくては」と気負ったりして、なかなか周囲の支援を受け入れられない人もいると思います。どうぞ、遠慮せず、気負わず、積極的に周囲の支援や制度を利用してください。
みーんな赤ちゃんやってきて支えがあって大きくなりました。その赤ちゃんの小さな命を守り育てるためにがんばっている親がいます。周囲も、そうしたパパ・ママの気持ちを尊重しつつ、必要な気配りをしていきたいものですね。
子育てを「孤育て」にさせないよう、地域みんなで協力していきましょう!
「広報ふかや」平成29年7月号
http://machiiro.town/p/23400#page/2
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