詐欺を知る。そして防ぐ。(広報いこまち 平成29年7月号)

本日のテーマは防犯。特に、私たちにとって身近な犯罪になっている(身近になったら困るけど!)「振り込め詐欺」を防ぐポイントを説明します。
え?「私は大丈夫」って!?・・・いえいえ、そういう思い込みが一番危ないんです。さっそく「広報いこまち」の特集記事を見て見ましょう。
「明日は我が身」になるかも。の振り込め詐欺
昨年度、全国では合計373億円の振り込め詐欺被害がありました。平均すると1日1億円以上。
しかも被害のペースは年々拡大しています。生駒市でも、昨年1年間の被害額が合計2,200万円だったのに対し、今年は4月の時点ですでに3,700万円の被害が発生。泣き寝入りしているケースも合わせると、実際の被害額はもっと大きいと予想されます。
注目すべきは、被害に遭った人の8割が「自分は被害に遭わない自信があった」ということ。根拠のない自信は、かえって被害を広げることにもなりかねません。※下記参照
詐欺の被害を防ぐためには、手口や対策の知識を付けることに加えて、常に「明日は我が身」という危機感を持つことが不可欠です。
敵を知り、万全の備えをしよう
振り込め詐欺というと「息子や孫」を騙る手口が有名ですが、実際には銀行員や警察官、弁護士、市役所の職員や有名百貨店を名乗るケースなど、バリエーションが豊富です。
またATMからお金を振り込ませる手口以外にも、現金を手渡しさせるケースや手軽なプリペイドカードを購入させて番号を聞き出すケースなども増えています。詐欺は年々巧妙化していて、これからも新しい手口が登場することが予想されます。
そこで重要なのが、私たちの準備や心構え。詐欺師は自分の声が録音されるのを嫌うので、まずは留守番電話で電話を受けるようにしたり、通話録音機を設置するだけでも防犯効果があります。
詐欺でよく使われる「キーワード」を知っておくことも効果的です。気になるキーワード(特にお金の話)が出てきたら、どれだけ急がされても一旦電話を切って、自分で調べた番号にかけ直すようにしましょう。
また「おかしい」と思ったら、すぐに周りの人に相談を。そのためにも、普段からできるだけ家族や近所の人と交流を絶やさないようにしましょう。もちろん警察も頼もしい相談相手です。
まちのみんなで詐欺を防ぐ
振り込め詐欺の多くは高齢者をターゲットにしています。それでも、(若者を含め)「まちのみんな」が詐欺の手口を知ることはとても大事。互いに声をかけ合えば、被害を未然に防ぐことにもつながります。
役所や警察からの最新情報が掲載される「広報紙」に定期的に目を通して、みんなの力で「詐欺に遭いにくいまちづくり」をしていきましょう。
「広報いこまち」平成29年7月号
http://machiiro.town/p/23964#page/1
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