世界はひとつ、を実感(広報こおりやま 平成29年3月号)
ちょうど6年前の3月に発生した東日本大震災。私の家族や知り合いの中で被害に遭った人はいませんでしたが、それでもやっぱり、被災した方々、そして地域の復興の様子は気になります。
今回の「広報こおりやま」は、そんな「支援と復興」の話題。世界中から差し伸べられた温かい支援の様子に、なんだかホッとした気持ちになりました。
世界各国からの支援
2011年の震災直後から、郡山市にはさまざまな支援物資や応援メッセージが寄せられました。それらの中には、遠く海の向こうから届いたものもあります。
オランダからはメッセージと折り鶴、そして写真。
アメリカの「911家族会」からは折り鶴のモニュメント。
ドイツからはクリスマスツリーと遊具。
中国の学校からは義援金。
また被災者を励ますために、実際に現地を訪問してくれた外国人も大勢います。
郡山から世界へ
支援というと「外から手を差し伸べる」イメージが強いですが、郡山市で行われている支援の中には「外に向かって発信する」ものもたくさんあります。
たとえば、フランス料理の炊き出しをしているボランティア団体「ラ・キャラバン・ボン・アペチ」では、被災した若者が専門学校でフランス料理を学ぶための奨学金支給や、フランス料理研修のあっせんをしているそうです。
また市内の学校で英語を教えている外国人講師の方々は、福島の本当の姿を発信するために美しい風景や行事の写真を載せたカレンダーを毎年作成し、世界中に送っています。
さらに市の「国際政策課」では、青年海外協力隊員の経験を持つスタッフや外国人スタッフを配置して、「郡山は元気です」というメッセージを世界に向けて発信し続けています。
世界にもっと関心を持とう
今回の記事を通して、ふたつのことが印象に残りました。
ひとつは、震災の記憶を風化させないために「発信し続ける」ことの重要性。気にかけてくれている世界中の人に感謝を伝えるためにも、こちらから情報を発信することは欠かせない活動といえそうです。
もうひとつは、発信される情報を受け止める「感度の高さ」。震災のニュースに敏感に反応した海外の人たちと同じように、私たちも世界中のニュースに、もっと目を向けるべきだと感じました。
世界ではなにが起きているのか
自分にはなにができるか
・・・そういうことを、これからもしっかり考えていこうと思います!
「広報こおりやま」平成29年3月号
http://machiiro.town/p/19176
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