見たくない?じわじわ繁殖する「ご当地ブルゾン」3選
自治体が発信しているものって、広報紙やPR動画、ふるさと納税など様々ですよね。
多くの人に関心を持ってもらうため、世の中の流れを敏感にキャッチして採用するものも少なくありません。
そこで本日は、「ブルゾンちえみ with B」のパロディでPRしている事例を3つご紹介します。
「自治体って、ただお堅いだけって思ってない?」
ブルゾンちえみって?
そもそもブルゾンちえみって一体何者?と仰る方へ。
ブルゾンちえみ(1990年8月3日 – )[1]は、日本のお笑いタレント、女優。ワタナベエンターテインメント所属し、所属プロダクションの後輩にあたるコージとダイキから成る2人組ユニット「ブリリアン」を従えて「ブルゾンちえみ with B」の名で登場することも多い。※出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
飛ぶ鳥を落とす勢いのブルゾンちえみさん。ついつい見入っちゃいます。今年のハロウィンはブルゾン率が高いことでしょう。
それでは早速ご紹介していきますね。
【あわら市】あわら湯かけまつり
温泉が「湧く(わ・く)」に語呂合わせして、8月8日・9日に芦原温泉街で開催された「あわら湯かけまつり」。みこしにお湯をかける「湯かけみこし」など、老若男女がびしょ濡れになってお湯をかけ合います。また、饅頭が飛び交う「まんじゅうまき」も大いに盛り上がったんだとか。
そんな湯かけまつりを盛り上げるべく作られたポスター。あわら市の女性職員と「with T」が「お湯・・・かけたくない?」と誘います。
センターを務める職員は、本家のメイクをしっかり研究して撮影に臨んだそう。道理でクオリティが高いわけですね。バックを務めるのはブルゾンご指名の旅館の若旦那で、お二方のイニシャルから「with B」ではなく「with T」と命名。
ブルゾンはそっくりで、魂が乗り移ったかのような”なりきり感”は見ていて気持ちいいです。「with T」から漂う緊張感とのギャップにより彼女がさらに引き立っております。
他の自治体さんがやっているパロディーもいくつか拝見しましたが、私が1番似てると思ってます。笑
はい、仰る通りです。1番似てるという部分に激しく同意です。
【中野市】職員採用試験
こちらは職員採用試験の周知ポスターです。
かつて職員採用試験のポスターを作ったことがなかった中野市。今回初めて作成するにあたり、伝えたかったのは「中野市っておもしろそう」ということ。市内外の受験生、また庁内で働く仲間にも、もっと中野市に興味を持ってもらいたいという想いから意外性を狙い”公務員っぽくないこと”にトライしたんだそうです。
中野市のセンター「ブルゾンちえみ」ならぬ「ブルゾンなおみ」がニヤリと笑っております。誘っております。こんなキャリアウーマンに「新しい市役所で、働きたくない?」なんて言われると、「はい、ぜひ!」と返事しちゃいそう。
また、メディアでも多く取り上げてもらったことで中野市のPRにもつながりました。このプロジェクトに協力できてよかったです。ポスターのインパクトが大きかったようで、市内の高校生や久しぶりの友人から声をかけてもらい反響を肌で感じました。
日本テレビの「行列のできる法律相談所」でも取り上げられたってスゴイですね。もう全国区じゃないですか。
【霧島市】市長・市議会議員選挙
「広報きりしま」平成29年10月号 お知らせ版
http://machiiro.town/p/27340
選挙権が18歳以上になってから初の市長・市議会議員選挙。投票を促進すべく「ブルゾン」が広報紙の表紙を飾りました。20代、30代の投票率低迷を食い止めるべく、白羽の矢が立ったのは霧島市の若手職員。投票率アップのためにならと快くひと肌脱いでくれたんだそうです。
「選挙権あるのに、選挙いかないなんてもったいなくない?」ばりの挑発的な表情にぐっときます。選挙に行かない人が、前回の約「35%」を下回りますように。みなさん、選挙に行きましょう。
投票に行かない人、約35%(正確には37.7%)のくだりが個人的にツボです。
20代からの反応ってまさに狙い通りですね。11月19日の投票日が楽しみです。
ブルゾン繁殖中
いかがでしたか?三者三様の「ご当地ブルゾン」をご紹介しました。実は今回、霧島市からネタの持ち込みがあったおかげで実現した「ブルゾンまとめ」。
発信する自治体からすれば、少しでも多くの方に見て知ってもらいたいという一心で知恵を絞り作成しています。どうしてもお堅いと思われがちな公務員ですが、意外な一面を見せてくれることにより親近感が湧きますね。
ブルゾンを知っていた人も知らなかった人も、コスプレにトライしてみようと思っていた人もいなかった人も。まだまだ繁殖中と予想される「ご当地ブルゾン」。この機会に他の自治体の「ブルゾン」を探してみるのも楽しいかもしれません。
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