実りの秋到来。はらぺこを満たすごはんとお供たち(広報ななお 七尾ごころ 平成29年10月号)
実りの秋。食欲の秋。全国各地でおいしいお米が収穫される秋は、地域ごとの旬の恵みや特産品など「ごはんのお供」がおいしい季節ですね。
ところでみなさんは、ごはんのお供と聞いて何を思い浮かべますか?海の幸、山の幸、あるいは、ひと手間かけた家庭の味、おふくろの味でしょうか?
今回紹介するのは、そんな魅力が全部詰まった特集記事。思わず「味の宝石箱やぁ〜」と叫びたくなること請け合いです。それではさっそく、「広報ななお 七尾ごころ」を見てみましょう。
まずは白ご飯
七尾市の八田町は、豊かな里山に囲まれた地域。虫の声と小川のせせらぎが聞こえる棚田では稲穂が色づいて垂れ下がり、もうすぐ収穫の時期です。
そんな棚田で行われたのが「棚田でおにぎりを食べよう」というイベント。
地元のNPOが開催し、1歳から7歳までの子どもと親が集まって、地元のお米で握ったおにぎりを味わいました。食後は虫取りをして遊んだり草の匂いをかいで自然を感じながら、地域の恵みを存分に楽しんだそうです。
七尾市にはこうした里山だけでなく、旨みたっぷりの魚介類が水揚げされる里海もあります。そのまま食べてもおいしいお米ですが、七尾市はお米の魅力をさらに引き立たせる海の幸・山の幸の宝庫。地域では、大人はもちろん育ち盛りの子どもたちにも地元の食材のおいしさを知ってもらうため、イベントや「子ども食堂」などの活動を積極的に行っています。
自慢のお供たち
さてお待たせしました。今回の広報紙では、七尾市の山の幸・海の幸やふるさとの味がたくさん紹介されています。どれもごはんに良く合いそうです。
「こんかさば」
脂の乗ったサバを開いて米ぬか(こんか)に漬け込んでいます。冬の寒い時期に仕込み、夏のあいだに熟成させて作ります。なんと3年モノが一番おいしいのだとか。軽くあぶっていただきます。
「巻鰤」
冬に水揚げされるブリを塩漬けしてわらでくるみ、軒先につるして作ります。食べ頃になるまで半年以上かかるという時間も手間もかかる一品で、現在では限られた家でしか作られていません。
「このわた」
なまこの腸を漬け込んで作る海の幸の代表格。日本三大珍味のひとつとして知られるくらい有名ですが、製造には手間ひまと職人の技術が必要とのこと。温かいごはんに乗せて味わいたい一品です。
「中島菜」
山の幸のごはんのお供。早春に収穫されるシャキシャキとした漬物などの保存食にして、シャキシャキとした食感と香り、ほどよい辛みとほろ苦さを味わいます。
「沢野ごぼうの七日炊き」
崎山半島沢野地区で育てられた直径3センチ、長さ70センチ以上のごぼうを味噌でじっくり煮込んだもので、お母さんの味として親しまれています。
地域を味わおう
みなさんの地域にも、ごはんにぴったりの特産品や郷土料理があるかもしれません。全国的に有名でなくても、地域の人たちに親しまれ、受け継がれてきた味覚は「地域の宝」。ぜひ末永く伝えていきたいものです。
そのためにはまず、自分たちの地域についてよく知ることが必要です。参考になるのは、なんといっても地元の広報紙。毎月チェックしていれば、意外な情報が見つかるかもしれません。そして気になる情報(味覚)を見つけたら、ぜひ試してみてください。親子で料理に挑戦するのも良いですね。
この秋は、新しい「地域の味」を探してみませんか?
「広報ななお 七尾ごころ」平成29年10月号
http://machiiro.town/p/26935#page/1
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