人とまちを支える、路線バス(広報なすしおばら 平成29年7月号)

日本中どこに行っても見かける「路線バス」。でもマイカーの普及に伴って、その利用者は減少傾向にあるようです。そういう私も、最近乗ったのはいつのことやら・・・。
本日は「広報なすしおばら」の特集記事を通して、路線バスの重要性と魅力を探っていきましょう。
高齢ドライバーと路線バスの関係
「路線バス」といえば、今も昔も地域住民にとって重要な生活の足です。ただ、走行ルートや本数に制限があったり、都合のいい時間に走っていなかったりと、ネガティブに感じる要素も少なくありません。さらにマイカーが普及した現在、路線バスの利用者は減少の一途をたどっているようです。
一方で、そのマイカーによる交通事故は後を絶ちません。那須塩原市でも全体の事故件数は減りつつあるものの、高齢者が絡む事故は逆に増えているそうです。全国的にもこの状況は同じで、ついにこの3月には、高齢ドライバーの認知検査を強化した「改正道路交通法」が施行されることになりました(結果次第で運転免許の取消しもある、厳しい内容です)。
自家用車は、特に地方都市では年齢にかかわらず生活必需品。それでも万一免許を失ってしまったら、頼りの綱は路線バスなどの公共交通手段しかありません。高齢ドライバーにとって、これからの路線バスは今まで以上に重要なものになることでしょう。
路線バスには、魅力もいっぱい
「広報なすしおばら」で紹介されている80代の女性は、免許返納を期にバスを利用する機会が増え、路線バスの魅力にあらためて気づいたそうです。
バス利用が習慣になることで日常生活の中で歩く時間が以前より増して、健康に対する意識が芽生えたとのこと。
路線バスにはほかにもメリットがあります。移動距離や用途次第では自動車の維持費よりもバスの利用料金の方が経済的だったり、渋滞緩和に効果的だったり、なにより環境に優しいですよね。
また、時には路線バスで、ちょっとした「旅行気分」を味わうことだってできます。特集記事では、那須塩原市内を走る『ゆ〜バス』を使った「1日路線バスの旅」が紹介されています。車窓からの風景だけでなく、道中の車内の写真からも、ちょっとワクワクするような雰囲気が伝わってきますよ。
詳細は「広報なすしおばら」をご覧くださいね^^
路線バスは、将来のまちと自分を支える
皆さんのまちの「路線バス」は、どんなルートを走っていますか?――え!知らない!?
今はマイカーで不自由していなくても、路線バスに興味や関心を持って、時々は利用してみませんか?なにしろ私たちはみな、いずれ運転免許を手放す日が来るんですから。公営にせよ民営にせよ、路線バスを維持するには一定の利用者が必要。いざ必要になったときに、路線バスが元気に運行しているためにも。
将来のまちや私たちの生活を支えてくれるのは、「今」目の前を走っている路線バスかもしれません。さあ、さっそく路線バスに乗って旅(?)に出てみましょう!
「広報なすしおばら」平成29年7月号
http://machiiro.town/p/23790#page/1
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