球磨商業高校、ローソンとコラボる。(広報にしき 平成29年9月号)
コンビニエンスストアというと、「日本中どこに行っても同じ商品」というイメージがありますよね。でも最近のコンビニは、地域色豊かな商品もけっこう扱っているんですよ。知ってました?
今回はそんな取り組みのひとつ、熊本で行われた「『高校生』とのベーカリー商品開発企画」の話題をピックアップします。「広報にしき」を見てみましょう。
地域活性と復興を目指した新商品
「『高校生』とのベーカリー商品開発企画」というのは、地産地消や地域活性化などの社会貢献をテーマに行われる、商品企画コンテストです。
今回参加したのは、球磨地域にある七つの高校の生徒たち。それぞれが地元の特産品を使用した試作品を持ち寄ってプレゼンテーションを行いました。
ちなみに最優秀賞を受賞したのは、球磨商業高校の「タイピーエンピロシキ」。地域の特産品・キクラゲをたっぷり使用することで、熊本復興への貢献も目指した商品です。今後、熊本県内のローソンで商品化が予定されているそうですよ。
苦労と工夫が詰まった商品開発
タイピーエンピロシキの注目ポイントは、なんといっても商品開発に至るまでの道のりです。
まずは商品の原価率をギリギリまで抑えるため、地元のパン屋さんやスーパー、キクラゲ生産農家のところに何度も足を運んで交渉を繰り返しました。商品自体にも、食感や歯ごたえを考えた素材のカットや、油っぽさをなくすための改良といった工夫が詰まっています。
なにより、商品開発を通して「お客様の声を聴く」ことの大切さを学んだり、大勢の前で発表を行う経験をすることで、高校生たちは今後につながる自信をつかむことができました。
高校生の「まっすぐな気持ち」を見習いたい
今回の記事からは、コンテストに参加した高校生たちの「まっすぐな気持ち」が伝わってきます。
地域の活性化や復興といった大きな目標から、目の前の商品を魅力的に仕上げること、そしてコストへの配慮など、すべてのテーマに一生懸命取り組む姿勢は見ていてとても気持ちが良いですね。ぜひ見習いたいものです。
ちなみにこうした取り組みは全国で行われています。もし地元のコンビニで高校生たちが開発した商品を見かけたら、ぜひ手に取って、彼らの頑張りに思いをはせてみましょう!
「広報にしき 平成29年9月号」
http://machiiro.town/p/25483#page/1
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