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  1. いただき!広報紙お蔵入り写真vol.1

いただき!広報紙お蔵入り写真vol.1

全国にある1700を超える自治体が、定期的に広報紙を発行しています。すごい数ですね。

紙面に写真を掲載する際、採用になる1枚以外はお蔵入り?それはもったいない。

そこで今回は、残念ながら日の目を見なかった写真たちを紹介します。

広報にしのおもて(鹿児島県西之表市)

地元の子供たちや、帰省や旅行で訪れた子供たちが、西之表市浦田海水浴場で海水浴を楽しんでいる写真です。種子島(西之表市)の夏を満喫している様子を平成29年10月号にて紹介し、その際掲載の候補に挙がりましたが、やむなく見送ったとのこと。

撮影場所の浦田海水浴場は、水質AAで日本の水浴場88選にも選ばれている美しい海。さらに、砂浜も真っ白でとてもきれいなんだそうです。4月半ばから9月半ばまで海水浴を楽しむことができるというのも、温かい地域だからこそですね。この透き通った海で波と戯れたら、どんなに気持ちがいいことでしょう。

続いても、活力のある1枚です。

平成29年10月、2020年東京オリンピック・パラリンピックフラッグツアーが西之表市で行われた際の写真です。当日は、鹿児島県知事から、児童・生徒へそれぞれ旗が手渡され、リレー形式でお披露目されたそうです。パラリンピック旗をなびかせているこちらの写真も掲載したかったのを泣く泣く見送ったんだそう。

大役を務める少年の表情からは、少しの緊張と誇りを感じます。素敵な思い出になったことでしょう。

広報ふくちやま(京都府福知山市)

子育て支援センターで行われた、廃材を使ったお正月の遊び道具づくりの様子だそうです。
おばあちゃんと訪れた3歳の女の子が持っているのは、牛乳パックと折り紙で作った羽子板で、遊んでいるところをパシャリ。カメラを向けるたびに羽子板で遊んでくれるというサービス精神旺盛な彼女をぜひ表紙に!と推しましたが、残念ながら却下されたそう。

本当にかわいらしい笑顔ですね。とても楽しそうで、見ているこちらまでにっこり顔になっちゃいます。

つづいてはこちら。ユニークな1枚です。

福知山は鉄道にゆかりのあるまち。近代以降、北近畿地方の鉄道の要衝として発展しました。「なぜ福知山が鉄道のまちなのか」を特集するに当たり、鉄道車両整備の仕事をしていた方に、SLの一番かっこいいところを教えてもらい、撮影した一枚だそうです。

かつて福知山を走り、現在も保存展示されているSL動輪の写真で、金属がまるで顔のように見えるので、おもしろくていいなと思ったそうなのですが、「わかりにくい」ということでボツになってしまったそうです。残念。

たしかに顔に見えます。何とも言えない表情に、ほっこりしました。

 machiiro.town 
広報ふくちやま|マチイロ
http://machiiro.town/lp/kyoto_fukchiyama
「広報ふくちやま」のアプリ配信について

広報きくち(熊本県菊池市)

このホタルの写真は、若手職員が練習のために撮った1枚。上手に撮れたのですが、どこの写真か見た目で分からず地域性がないとのことで表紙の写真にはなれなかったそうです。でも、SNSでは採用になりましたよ。

ちなみに、こちらの撮影場所は、旭志きょくし地区を流れる二鹿来川にかきがわです。シーズン中には約1万匹のホタルが飛び交い、目を楽しませてくれるんだとか。期間限定の幻想的な風景に会いに行きたいです。

広報ながはま(滋賀県長浜市)

琵琶湖北部の湖北で撮影された「しぶき氷」。さざ波は常にあるという琵琶湖。氷点下まで冷え込んだ朝は、このように湖畔の樹木などについた湖の波しぶきが氷となって、大自然の造形美をみせてくれるんだそうです。こちらは表紙に採用された1枚です。

撮影当日、朝の気温は氷点下5度。そんな中少しでもしぶき氷に近寄りたいという理由で、胴長を着用して湖に入ったそう。しぶきが飛ぶため、カメラが濡れないよう注意を払いながらの撮影中、波に足を取られ深みに落ちてしまったそうです。

こちらが落ちた瞬間の写真。確かにボツになって然るべきだと思いますが、この日の気温-5℃ですよね?想像するだけで寒いです。ご苦労があっての表紙採用だったんですね・・・。

お次はこちら。どこの世界かと不思議な気持ちになる神秘的な1枚です。

霧が発生した朝のハンノキの並木。普段は特に珍しい風景ではないそうですが、雪が降ったり霧が出たときには、ファンタジックな景色を見せてくれるんだとか。光や霧の影響で秒毎に変化する表情を逃さないよう、夢中でシャッターを切ったそうです。このロケーションだもの。カメラマン魂に火がつきますよね。

なぜ採用されなかったというと、過去(平成28年12月15日号)に表紙として使った景色だったことと、寒々しいから。という理由だそうです。むしろ温かみを感じるのはわたしだけでしょうか。

とっておきの1枚ありませんか?

採用する1枚のためにどのくらい撮影したんだろう。・・・そんな素朴な疑問からこの企画が立ち上がりました。

そしていざ集めてみると、そこにはボツにするにはもったいないクオリティと、写す人の想いが溢れていて、掘り出し物を見つけたような嬉しい気持ちになりました。

魅力を伝えるツールの一つとして、大きな役割を担う写真。今後も素敵な「掘り出し物」を探していきます。絶賛募集中ですので、広報担当のみなさま、ぜひご一報くださいませ!

 

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