唯一無二。ここにしかない特別な大豆(広報さよう 平成29年8月号)
豆腐、納豆、味噌に醤油。これらに共通するものはなんでしょう?
答えは大豆。日本人の食文化に欠かせない、伝統的の作物ですよね。
そんな大豆の中でも、ちょっと変わった「特別な大豆」を作っている地域が兵庫県佐用町にあります。早速「広報さよう」を見てみましょう。
深化を続ける「佐用もち大豆」
兵庫県佐用町には、約30年にわたって守り伝えられてきた「佐用もち大豆」と呼ばれる大豆があります。
上月地域を中心に種から栽培されているこの大豆は、一般的な大豆に比べて粒が大きくて重く、もちもととした食感と独特の粘り、コク、甘みや旨みのある優しい味が特徴。昭和50年代からさまざまな品種を栽培して比較検討した結果、昭和62年に優良品種として選ばれました。
以来、「佐用もち大豆」は一定の品質を保ちながら作付面積を増やし、栽培や加工方法を研究しながら深化しています。
ここだけの大豆を守り、広める工夫
佐用町では「佐用もち大豆」を守り広めるための新しいステージに踏み出そうとしています。
その試みのひとつが「地理的表示(GI)」登録。GIというのは地域の特色ある産品を保護する国の制度です。登録されることで、佐用町内で作られて一定の基準を満たした大豆に「本物」の表示をおこなえるようになります。
また、大豆の利用を拡大するための取り組みも進められています。地元の生活改善グループによる、昔ながらの味を守った味噌・豆腐作りをはじめ、納豆や煮豆、さらには大豆あんを使った大福などの加工品も作られているそうです。「さよう健康みそ汁コンテスト2017」というイベントも開催されていますよ!
身近な場所の「ここにしかない」を見つけよう
すでにGI登録されている産品には、「神戸ビーフ」「夕張メロン」「三輪素麺」などお馴染みのものがいくつもあります。またGI登録されていなくても、日本全国で、地域ならではの特産品を見つけることができます。
ぜひ、身近な地域の「ここにしかない」を見つけてみましょう。物産館や道の駅、地元のスーパーなどに行けば、意外な特産品と出会えるかもしれませんよ。もちろん地域情報が満載の広報紙も参考にしてくださいね!
「広報さよう」平成29年8月号
http://machiiro.town/p/25021#page/2
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