もう一つの熱い夏。野球女子とおっちゃんの青春(広報たんば 平成29年8月号)
個人的に、プロ野球より高校野球の方が好きです。
夏の甲子園終わりましたね~。一球を追う高校球児の姿に、観ているこちらも一喜一憂し感動しました。
ところで、高校野球は男子だけのものだと思っていませんか?実は女子の高校野球も盛り上がりを見せているんです!もっと多くの人に知ってほしいお話。本日は「広報たんば」の特集記事をご紹介!
女子だって熱い!
全国高等学校女子硬式野球選抜大会が初めて開催されたのが平成12年4月。それから17年。参加校の減少、豪雨災害など開催が危ぶまれる危機を乗り越え歴史を紡いできました。
7月28日~8月3日に開催された第21回大会には、大会史上最多の26チームが参加し熱戦を繰り広げました。女子高野球は「勝って泣き、負けて泣く」全力プレーが魅力なんだとか。たしかに、小麦色に焼けた肌とこの表情を見るだけで、一所懸命さが伝わって納得です。
夏の大会で優勝した埼玉栄高校のメンバー。チームの主将は優勝のうれしさを「みんなのおかげ」と謙虚に語り、「卒業してもクラブチームに入って野球を続けたい」と答えたんだそう。本当に野球が好きなんだと伝わってきます。
今回の大会が史上最多の参加数だったとはいえ、まだまだ全国的にチーム数が少なく練習場所や練習試合の相手を見つけるのも一苦労。男子にまざって練習したりクラブチームに入るなど、少ない選択肢の中でがんばっている選手が多くいるそうです。そのため全国大会は同年代の女子選手と対戦できる貴重な機会なんだとか。
野球が好きなのに普段思ったように練習や試合ができない。そんな彼女たちが、大会では思い切り野球ができるよう多くの人が運営に携わり支えています。
野球女子を支える
高校女子野球のチームが増え春夏の大会が開催されるのは、全力で応援する実行委員会のみなさんあってのことです。
ご自身も野球経験者で指導者も経験された堀さんは、平成11年に完成するスポーツピアいちじまのこけら落としイベントに女子高校野球の春の大会を提案し実現。その後10年間春夏2大会を開催されました。
大会実行委員は堀さんが監督を務めていた草野球チームの仲間が中心。最近は40代のメンバーも加わり支援の和が広がっているんだとか。とはいえ人出が十分足りているわけではないそう。体力的にも負担がかかりそうですが、みなさん笑顔です。
「みんな女子高野球のとりこ。全力でプレーする姿を間近でみると応援したくなる」
「毎年選手と一緒に青春をやり直してる気分でおるわ」
「おっさんの第2の青春だわな」※本文抜粋
ご自身と野球女子たちを重ね、全力でプレーする彼女たちを全力で応援し青春している”おっちゃん”たち。かっこいいです!
聖地「スポーツピアいちじま」
平成12年、丹波市で春の選抜大会が始まったとき、出場したのは8チーム。いまや北は北海道、南は鹿児島県まで、全国の高等学校などから26ものチームが集まります。選手たちにとってスポーツピアいちじまのグラウンドは負けて涙し、勝手涙した特別な場所。
春の選抜大会が関東に移管してからも、市島のグラウンドこそが聖地だと全国から集まってくる選手がいます。※本文抜粋
長い期間「スポーツピアいちじま」で開催された大会ですが、ピンチもありました。平成26年夏に受けた豪雨災害です。
当時、グラウンドには土砂や流木が積み上がりとても野球のできる環境ではなくなってしまったそうです。選手はもちろんのこと、実行委員も開催できるか不安になったそう。
そんな中、大会が近づくにつれ「大会は開催されるのか?」「会場はスポーツピアいちじまですか?」という問い合わせや激励の連絡が相次いぎました。多くの声に励まされ実行委員も奮起。しかしどうしても整備が間に合わず春日スタジアムでの開催が決定しました。
春日スタジアムでの試合を終えた選手たちがスポーツピアいちじまに訪れ写真を撮るなどしていたそう。いかに特別な場所かが伝わりますね。現在は災害前と変わらず熱い夏の舞台となっています。
野球女子を応援しよう
今まで、野球をがんばる女子高校生がこんなにいることを知りませんでした。
彼女たちを支援する大きな輪が存在することを知りませんでした。
記事を通して、熱くひたむきな姿勢を感じ胸を打たれ、そして観てみたいと思いました。みなさんはいかがでしょうか?
大会の実行委員に立候補できれば直接的に支えることができるかもしれません。ですが、「認知」して「興味をもつ」。「応援する」ことも大きな支えになるのではないでしょうか。
野球に青春をかける彼女たちと支援の輪を応援しましょう♪来年の大会が今から楽しみです!
「広報たんば」平成29年8月号
http://machiiro.town/p/25132#page/1
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