油断は禁物!熱中症にご注意を(広報よしのがり 平成29年8月号)
毎年この時期になると「熱中症」のニュースが増えてきます。時には命にもかかわる熱中症。今回はその症状と特徴、そして対策について、「広報よしのがり」の特集から学んでみたいと思います。
熱中症の「あんな症状・こんな特徴」
熱中症というのは、体内の水分・塩分のバランスが崩れた状態です。
症状の一例を挙げると・・・
・体温の調整ができなくなる
・嘔吐を繰り返す
・めまいを感じる
・けいれんをおこす
・意識障害をおこす
などなど。もちろん最悪の場合、命に関わることもあります。
ちなみに平成28年に熱中症で救急搬送された人は、全国で約5万人。
そのうちの半数は65歳以上の高齢者です。ただし汗腺が未熟な小さな子どもも熱中症にかかりやすく、屋外でスポーツをする10代の若者が救急搬送されるケースもよくあっています。
要するに熱中症は「すべての人」が気をつける必要がある。ということです。
正しい知識で熱中症対策
熱中症対策で一番肝心なのは「予防」です。佐賀広域消防局の方によると、「行動を起こす前(汗が出始める前)にきちんと補水することが重要」とのことです。
といっても、水分なら何でも良いわけではありません。たとえば「お茶」で水分補給をする場合、一緒に「梅干し」などを食べて塩分補給をする必要があります。塩分(ナトリウム)があらかじめ含まれたスポーツ飲料や経口補水液も有効です。
逆にNGなのがアルコール飲料。アルコールには利尿作用があるため、かえって逆効果になってしまうんですね。
もし熱中症になってしまったら
その際は病院での治療が必要とのこと。自分の症状が熱中症かどうかわからなくても、怪しいときは迷わず119番へ!
驚くことに、熱中症の症状は脳梗塞や心筋梗塞などの重い病気の初期症状とよく似ているんだそう。素人判断は避けた方がよさそうですね。
なお熱中症には意識障害が伴うことが多いため、声かけも大切にしましょう。スポーツ中なら指導者がしっかり声かけをしたり、一人暮らしのお年寄りの場合は普段から地域の人と交流を持つようにして、いざというときにお互いに気づくことが重要です。
夏を健康に乗り切るために
熱中症にかかる危険はみんなにあります。健康な状態でこの夏を乗り切るためにも、まずはしっかりした熱中症に関する知識が必要です。
最近では急な病気やけがの対応方法を教えてくれるアプリやWEBサイトもあるので、スマホやパソコンを使える場合はぜひ活用してみましょう。
また、「広報よしのがり」には熱中症になってしまったときの救急処置が分かりやすく掲載されています。さらに、救急の日に開催されるイベントも紹介しています。「もしも」の時に慌てないためにも参加してみませんか?
広報紙には役立つ情報が満載です。ぜひ参考にしてみてください!
「広報よしのがり」平成29年8月号
http://machiiro.town/p/24434
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