予算ゼロ! 公共施設の駐車場に カーポートソーラーを設置
全国の公共施設に普及しはじめている「カーポートソーラーの無償設置」。
予算ゼロ で太陽光発電パネル付きのカーポートを設置でき、非常時は電源として使えるため、自治体のメリットは大きい。
全国で初めて導入した熊本県阿蘇市役所土木部住環境課の宮川豪さんに話を聞く。
発電設備はメリットしかない市内約10カ所に導入
地球温暖化対策の仕事に携わるなか、たまたま「公共施設へのカーポートソーラー無償設置プロジェクト」を知りました。この事業では屋根に太陽光発電パネルを搭載したカーポートを、公民館や物産館など公共の施設に無償で設置できます。
通常であれば数百万円かかる施工費もゼロ。歳出が一切発生しません。これまで使っていた電力会社を変更することなく、再生可能エネルギー(以下再エネ)を地域内に普及できます。高く評価しているのは、普通なら設置すると数百万円の費用が発生するところが、一切歳出がかからず住民の方に喜んでいただけたことです。
熊本は2016年に震災を経験しています。長期間電気が使えず不便だったので、非常時にカーポートで発電した電気を使えるのは魅力的です。「メリットしかない」と考え、他の部署にも紹介しました。
全国初の試みに問い合わせ多数
2017年にカーポートソーラーを設けたところ、市民のみなさまや観光客から喜びの声が届きました。全国で初めての導入だったので新聞に掲載され、各地の自治体から問い合わせがきています。
阿蘇市での実績を参考に、大阪や神奈川、千葉などでも設置を検討されているそうです。今後も阿蘇市では設置できる施設を増やしていきたいと考えています。
「再エネの普及が目的」担当者がプロジェクトを語る[PR]
Q:なぜこのプロジェクトをスタートしたのですか
A:私たちの会社は全国の自治体に電気自動車の充電器導入をサポートしています。担当者と情報交換をしていくうちに、各自治体で「どう再エネを普及するか」という課題があると知りました。クリーンな環境モデルを創造するのが会社の理念なので、今回、NTTスマイルエナジーさんと協働でプロジェクトを立ち上げることにしました。
Q:無償で設置できるのはなぜですか
A:発電した電気のうち、施設消費分として自治体からお支払いいただく収益と、余った電気を電力会社に売電する収益が得られるため、無償での設置が可能です。自治体施設での太陽光発電の普及における課題である、初期費用負担や維持管理の難しさを解消し、全国に再エネ発電所のインフラを普及させていきたい考えです。
非常用電源の確保と歳入増!設置台数や歳入をシミュレーションします
2018年6月から株式会社NTTスマイルエナジーとファブスコ株式会社は、全国の自治体向けに無償でカーポートソーラーを設置できる事業をスター
トしました。導入すると歳入がどう変わるのか、無料でシミュレーションができるキャンペーンを実施します。
メリット
○災害時の非常用電源を確保できる
○地域内に再生可能エネルギーを普及・拡大できる
○税収や賃料収入の増加
○雨・日除け。住民の利便性が向上する(特に車いすなど身障者の方に喜ばれています)
○10年後にはカーポートソーラーを無償で譲渡(電気料金削減に寄与)
◯月末までのお問い合わせで歳入シミュレーションをお届け
電話でのヒアリングのうえ、カーポートの設置台数や歳入見込み金額などをシミュレーションしてお渡しします。複数施設でのお申し込みも気軽に問い合わせてください。
https://go.pardot.com/l/169262/2018-05-27/271ztp
■お問合せ
株式会社NTTスマイルエナジー みんなでつくるエネルギー事業本部
06-6221-0505(平日9:00~17:30)
メール:public@nttse.com