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  1. 「広報はラブレター」日本一の広報担当が仕掛けるインナーコミュニケーションとは?…

「広報はラブレター」日本一の広報担当が仕掛けるインナーコミュニケーションとは?( 埼玉県三芳町・佐久間さん)

今回は待望の新企画「広報担当インタビュー」の第一弾ということで、お話を聞いたのはもちろんこの方、日本一の広報担当こと埼玉県三芳町の佐久間さんです!

自治体広報という仕事への向き合い方や、今年度より開始した「庁内報」について教えていただきましたよ。それではご覧ください〜!

ゴミ箱行きの広報紙からの脱却

――まずはじめに、佐久間さんのこれまでの経歴と広報担当になったきっかけを教えてください!

東京都板橋区で生まれ育ちました。ビジュアル系ロックバンドでプロを目指していましたが、22歳であきらめ、一念発起し公務員を目指して専門学校で勉強。25歳の2002年に縁もゆかりもなかった三芳町の職員になりました。

そして前任の健康増進課時代、訪問した家庭で広報紙がゴミ箱に捨てられているのを見て、「読まれない広報紙は税金の無駄ではないか。どうにかしたい。」と思い、タイミングよく庁内で広報担当の公募があったので手を挙げました。

――なるほど、痛烈な課題認識から始まったのですね。では、その後どんなことを取り組まれたのでしょうか?

2011年4月から写真撮影や文章、レイアウトも全て独学で始め、翌年からは予算を削減するため、完全DTPにし、印刷以外のすべてを自分でやることにしました。タイトルをひらがなの「みよし」からローマ字に変え、写真を大きく掲載したところ、町民からは「外国かぶれ」、庁内からも「文字をたくさん入れろ」と批判がありましたが、要点を絞り、伝えるではなく「伝わる」広報作りを続けていった結果、少しずつ理解していただけるようになりました。

子供からお年寄りまで楽しめる広報紙を

――やはり当初は大変なエネルギーが必要だったんですね。ちなみに「伝わる広報」について、何か意識していることはありますか?

住民目線で作り、優しい広報を作ることです。UDフォントで文字にも気を配り、ピクトグラムなどを使い、直感的に内容を理解してもらうことを意識しています。子どもからお年寄りまで読むことができ、三芳町に関心を持っていただきたいと考えています。そう思うようになったのは、過去2度内閣総理大臣賞を受賞し私の憧れでもある福岡県福智町(受賞時は赤池町)の日吉さんが作った広報ふくちを取り寄せて拝読し、感動したことがきっかけです。

サービス向上は庁内から

――ところで、今年から新しく「庁内報」を始めたとお伺いしました。そのきっかけと目的は何でしょう? 

職員削減などにより業務負担が増え、心に余裕のない環境を少しでも改善することが、住民サービスへも繋がると思ったことがきっかけです。

第1号は今年7月。表紙は職員の子どもを撮影。町サッカー部が県町村職員地区大会で初優勝、観光産業課への「現場訪問」、予算0円で実現したプロジェクトなどを紹介しました。庁内のイントラネットに掲載し、紙ベースで各課に一部ずつ配布しています。情報共有することで、モチベーションアップにもなり、共感も生まれると思います。年に4回以上は発行していきたいと考えています。

――これまた凄いクオリティですね・・!発行後、庁内から反響はありましたか?

職員間の会話が増えました。職場の内部の部活を取り上げるなどしたことで、話の話題が広まったという職員もいました。取り上げた担当課の職員から「沢山話しかけられるようになりました!」と言われてとても嬉しかったです。

表紙は職員の子どもを載せていこうと思っていまして、狙いは「こんなに大きくなったの!」という反響が生まれると思ったからなんですが、ズバリその通りになりました。

――やりましたね!ちなみに広報担当に対する声も変わったんじゃないですか?

はい、手前味噌ですが、広報以外の業務が増えても、手の込んだことをしているということで、他部署の職員から広報への信頼がより向上しました!

広報は住民へのラブレター

――最後に、全国の広報担当の方々へメッセージをお願いします!

広報は「ラブレター」。地域の自然や人、歴史、特産品など各自治体のダイヤの原石を職員が発見し磨き、それをどう届けるか。広報紙だけではなくウェブやSNSなどでも届けて、多くの人が地域に「恋」をしてもらうきっかけを作ることが広報の使命だと思います。全国に散らばっているダイヤの原石を広報担当者みんなで磨き、日本を輝かせて元気にしていきたいと思います!

取材:読売新聞西部本社 Copyright (C) The Yomiuri Shimbun.

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