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  1. 総務省をもっと身近に~発見!実はオモシロイ広報紙~(総務省・高木さん)

総務省をもっと身近に~発見!実はオモシロイ広報紙~(総務省・高木さん)

春真っ盛り、皆さんいかがお過ごしでしょうか?

第8回となる「広報担当インタビュー」は、新年度第1号ということで「総務省広報誌」のご紹介です!

「え、総務省の広報紙とかあるの!?」と思ったそこのアナタ、実はとってもオシャレ&読むと役立つ情報が満載の広報紙なんですよ。その秘密を広報室の高木さんに伺ってみました!

パソコン好きから総務省へ

――まず、自己紹介をお願いします

高木慎吾と申します。47歳です。北海道旭川市出身。旭川市の広報紙「あさひばし」はマチイロで見ています。(笑)

高校まで旭川で育ち、「あまりにも寒いところで育ったので、大学は暖かいところに(笑)」と広島で農芸化学やバイオテクノロジーを学んだ関係で農林水産省に入りました。

2008年、省庁間の配置転換が行われました。パソコンが好きで、情報セキュリティやネットワーク関連の資格も持っていたため、ICT(情報通信技術)の活用を推進している総務省を希望して採用されました。

今、所属している部署では当初、総務省のホームページの運営・管理を担当し、2015年8月から紙媒体の広報紙を一人で担当しています。

見たことある風景・・・。もしや!?

総務省の仕事を分かりやすく

――広報紙発行の目的を教えてください

総務省のイメージを国民の皆さんに聞くと、「知らない」「何をやっているのか分からない」という声が多いので、施策や事業を分かりやすく説明していくことが目的です。

総務省は2001年の中央省庁再編により、自治省と郵政省、総務庁を統合して設置されました。業務は、国の基本的な行政制度の管理・運営、地方自治や消防・救急行政、ICTを活用した成長戦略の実現など多岐にわたっています。

広報紙は毎月1回発行し、現在の部数は1万800部。主な配布先は全国の自治体と公共の図書館や総務省の出先機関のため、目に触れる機会は少ないかもしれません。

表紙の写真にもこだわっていて、春は桜、秋は紅葉など季節感を出して、思わず「きれい」と手に取ってもらえるような工夫をしているとのこと。ほんとにきれいですね!

地方や文化の紹介も

――広報紙の内容を教えてください

全体構成としては「巻頭企画」「特集・施策紹介」「地方のかがやき」の大きく三つに分かれています。

28年度の巻頭企画では「和菓子歳時記」と銘打って、日本の古き良き菓子の文化を紹介しました。最終回となる3月号ではひな祭りにちなんで、菱餅を取り上げました。中国から伝わったとされるルーツや、子孫繁栄と長寿など込められた願いなどを説明しています。

読者の方から、「掲載されている全号をそろえたい」という声をいただきました。地方自治体の広報紙と違って、直接読者の声を聞く機会がほとんどありませんので、大変うれしい反響です。

平成28年度の連載として1年間掲載された和菓子歳時記の記事を並べてみました。淡い色づかいのページに優しい和菓子のイラスト。紹介記事も読みごたえがあります。和菓子を通して季節を感じることができますよ。

生活に役立つ特集記事

特集は、省内の各部局に呼びかけて掲載希望を募り、タイムリーなものを取り上げています。最近でのオススメは2017年4月号の行政相談の特集。コミックエッセイ漫画で行政相談の主旨を分かりやすく紹介しています。

これは分かりやすい!些細な困り事でも相談していいんだと思うと心強いですね。

地方の知られざる魅力に光を

全国の市町村を訪ねる「地方のかがやき」は、地方の自然や歴史、風物を写真入りで紹介しているコーナーです。1月は長崎県波佐見町、2月は埼玉県小川町、3月は大阪府千早赤阪村を紹介しました。改めて地方の良さを知ってもらうなどの目的で、自然や歴史、祭りなどの文化を紹介しています。

平成29年1月号 長崎県波佐見町

平成29年2月号 埼玉県小川町

平成29年3月号 大阪府千早赤阪村

毎回、広報室のメンバーが取材に同行するようになっていて、私だけでも過去7回行きました。行ったときにはその場のものを食べるようにしているのですが、中でも2016年4月号の周防大島町のみかん鍋には驚きました。味は意外と普通でした(笑)。

ビジュアルのインパクトがすごい!みかん鍋目指して旅に出ようかな。

この企画は、観光案内のように地方を紹介するだけでなく、そこに住んでいる人の生活にも視点を当てて、地方の移住にも寄与できればと思って続けています。

過去は大きな市町村も取り上げていましたが、私が担当になってからはあまり知られていない所を中心にピックアップしています。読んでもらうためには、地図のほか、ふんだんに写真を盛り込み、名所の電話番号やホームページのURLなども掲示し、観光に導くよう工夫しています。

もっともっと分かりやすく

――最後に広報誌読者に一言を

正直なところ内容はまだ難しい文言が多く、文字だけのところもあります。そこで、総務省の仕事をイラストなどでもっと分かりやすく紹介することを考えています。堅苦しいイメージがあるかもしれませんが、ぜひ図書館などで見つけた際は手に取ってみて下さい。

総務省広報誌、センサスくんとパシャリ♪笑顔がステキです^^

「総務省広報誌」はコチラからどうぞ!

 

取材:読売新聞西部本社 Copyright (C) The Yomiuri Shimbun.

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