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  1. 人口が増える理由は?人口増加中の5自治体を調べてみた

人口が増える理由は?人口増加中の5自治体を調べてみた

日本の総人口は、2016年10月1日現在、1億2693万人です。このうち、65歳以上の高齢者人口は3459万人で、高齢化率は27.3%になっています。国立社会保障・人口問題研究所によると、2053年の総人口は9924万人まで減少します。高齢化率は、2036年に33.3%という予想です。

このように、人口減少、高齢化率の上昇が進む中、一部の自治体では人口が増加しています。その理由について説明します。

自治体が人口増加する理由を探ってみた!

日本全国で、少子高齢化や人口減少が進む自治体が増える中、総人口や子どもの人口が増加している自治体があります。

ここでは、千葉県流山市、愛知県長久手市、福岡県新宮町、大阪府大阪市、北海道倶知安町をピックアップし、人口が増加している理由を探ります。

北海道倶知安町

出典:倶知安町 http://www.town.kutchan.hokkaido.jp/

北海道倶知安町は、総務省の2015~2017年7月のデータで、全国の自治体で最も人口増加に勢いのあった町です。札幌市から91km、千歳市から102km、小樽市から63km、函館市から184kmの距離があります。

この町はスキーリゾートとして有名で、スキーシーズンである冬場の11~翌3月までの間、一時滞在する外国人が増えることが人口の増加の原因になっています。一時滞在の外国人は、年々増えており、2014年の766人から2016年には1545人に増加しました。

毎年、11月に人口が増加し、翌4月に人口が減少するのが特徴です。外国人はスキーシーズンに、インストラクターやホテルなどの宿泊施設の従業員として働いています。

 

愛知県長久手市

出典:長久手市 https://www.city.nagakute.lg.jp/index.html

愛知県長久手市は、若い世代の転入により「日本一若いまち」といわれ、40年以上、人口が増え続けています。2015年の人口は、2005年に比べ約1万1000人増加しました。人口の増加により、2012年には町制から市制へ移行しています。2005年以降は、30代の転入が年々、増えているのが特徴です。2015年の平均年齢は38.6歳で日本一低く、子育て世代が増え、1学年5~6クラスという大きな小学校もあります。

長久手市の東には名古屋市、西には豊田市があり、両市の中心部まで車で30~40分程度の距離です。そのため、両市のベッドタウンにもなっています。長久手市で人口が増え続けている理由として、「住みやすさ」があげられます。

緑が豊かで大きな公園や小学校があり、道路も広く、子育てに適した環境です。人口が増加しているため、商業施設も次々に進出し、買い物などの利便性も高くなっています。

福岡県新宮町

出典:新宮町 https://www.town.shingu.fukuoka.jp/

福岡県新宮町は、2015年国勢調査の市町村ごとの人口増加率1位の自治体です。福岡市の北に位置し、2010年にJR新宮中央駅ができ、博多駅と約20分で結ばれました。高層マンションや戸建て住宅が建てられ、若い世代の転入が増え、福岡市のベッドタウンになっています。

人口増加にともない、大型商業施設も進出し買い物なども便利な地域です。

大阪府大阪市

出典:大阪市 http://www.city.osaka.lg.jp/

大阪府大阪市は、2001年から転入超が続いており、2015年、2016年は全国の自治体でもトップを争う転入超の市です。年齢別にみると、20代、40~70代の転入超が続いています。

近隣の自治体では、堺市が2013年から、神戸市が2014年から転出超になり、これら周辺地域から大阪市に人口が移動しているとみられます。

人口移動の原因は、大阪市の住宅の増加です。特に高層マンションは、1990年代の規制緩和で建設が増加しました。高層マンションへの転入は年配の方が多く、若年層は年配の方が引っ越した後のマンションなどに住む傾向があります。若年層は、通勤のしやすさで住居を選択しているのが特徴です。

逆に、子育て世代は郊外での生活を希望する方が多く、0~9歳、30~39歳の年齢層は大阪市からの転出超が多くなっています。大阪市は市外からの通勤者が多く、昼夜間人口比率も全国の都市の中で1位です。これは、住宅需要の大きさを示しています。そのため、住宅が増加すれば、人口の流入が続くでしょう。

 

千葉県流山市

出典:流山市 http://www.city.nagareyama.chiba.jp/

千葉県流山市の2017年の人口は、2011年と比較して約1万6000人増加しました。年齢別人口でみると、30~40代の人口が最も多く増加しています。4歳以下の人口も増加し、15~49歳までの女性の年齢別出生率を合わせた合計特殊出生率も全国平均よりも高くなっています。

「2016年度ながれやま、まちづくり達成度アンケ-ト」では、流山市に住んでいる81.5%の方が住み続けたいという回答結果になりました。理由は、「周辺の住環境がよい」44.2%、「交通の便がよい」42.6%などです。住環境は、豊かな緑が特徴で、多くの公園や市民の散策の森が整備されています。さらに、「流山グリーンチェーン戦略」で住宅内の緑化が進行中です。

アクセスは、直結鉄道のつくばエクスプレスで、東京都心まで約20分で結ばれています。JR武蔵野線や東武野田線で、さいたま新都心や幕張などへのアクセスも可能です。道路では常磐道を利用すれば、羽田空港まで約1時間です。

市は、子育て世帯のサポートにも取り組んでいます。駅前送迎保育ステーションで保育園児を預かり、保育園までバスで送迎するというサービスを提供中です。保育園の新設や増設も毎年、進めています。

 

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