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  1. 地域の魅力、伝えます。注目のローカルメディア5選

地域の魅力、伝えます。注目のローカルメディア5選

近年、ローカルメディアという言葉を耳にする機会が増えています。しかし、その意味を答えられる人は意外に少ないのではないでしょうか。直訳をすれば「地方のメディア」ですが、それだけでは正確な説明とはいえません。

また、現代ではローカルメディアも多様化し、ユニークな取り組みもおこなわれています。これからの情報発信のあり方を考える上でその存在は無視できないものだといえるでしょう。

そこで、まず言葉の意味を説明した上で、具体的にどのような取り組みがおこなわれているのか、注目のローカルメディアを例に挙げながら解説をしていきます。

ローカルメディアとは?

ローカルメディアの元祖としてまず挙げられるのが地方紙です。その役割は全国紙では取り上げられない地域の身近なニュースをピックアップし、より生活に密着した情報を発信することにありました。

また、自治体の取り組みがどのようにおこなわれているのかを知ることができるのも地方紙ならではといえるでしょう。このように、最初はローカルメディアといえば地方紙とほぼイコールでした。

現代においてローカルメディアの中心的役割を果たすようになったのがwebです。webは比較的低コストで運営ができるため、情報の受け手の数が限られているローカルメディアにとっては非常にメリットの大きな情報伝達手段だといえます。それに、従来のローカルメディアとは異なり、地域に住んでいる人以外にも情報を発信できるという利点もあります。

とっとりずむ(鳥取県)

出典:とっとりずむホームページ https://tottorizumu.com/

webを用いたローカルメディアの大きな目的としては地域の活性化がよく挙げられます。ネットで情報を発信することで地元の人にはもちろん、それ以外の人にも地域の良さを知ってもらおうというわけです。「とっとりずむ」もそんなローカルメディアの1つです。

web上にブログが開設されたのが2015年12月で、2018年6月現在で400近い記事が掲載されています。アクセス数も開設当初は1日平均50PV程度しかなかったものが、わずか2年ほどで1日平均5000PVまで成長を遂げています。このブログを開けば鳥取県内の主な店舗情報やイベント情報が一目で分かるので鳥取で生活している人にとっては非常に便利です。

また、グルメ記事も充実しているため、どこで食事をとろうか迷ったときなどは大いに参考になります。さらに、観光情報や移住情報も掲載し、鳥取に興味のある県外の人が情報収集をおこなえるようにもなっているのです。

それに、なんといっても、地元民の等身大の視線から鳥取県を紹介している点が魅力的です。そのため、大手観光サイトなどには載っていない穴場情報が満載で、リアルな鳥取の魅力を知ることができます。

おへマガ(岐阜県恵那山麓エリア)

出典:おへマガホームページ http://ohemaga.com/

おへマガは2015年に開設された岐阜県中津川を中心としたローカルメディアです。ブログでは地元の情報を伝えることに力を入れ、地方ならではの魅力を再発見してもらおうという狙いがあります。

ただ、地方の魅力といっても観光地や名物を紹介するだけでは他の地方との比較になってしまい、消耗戦に陥ってしまいがちです。そこで、おへマガが力を入れているのが地元に住む人の日常を伝えることです。

人々の日々の営みには他とは比較できない唯一無二の喜びや楽しさがあります。それを伝えることこそが、地元の魅力を知ってもらう最良の手段だと考えたわけです。

また、おへマガは単に情報を流すだけでなく、リアルな交流にも力を入れています。たとえば、農家体験イベントや伝統工芸のワークショップなどをおこなうといった具合です。ユニークな企画としては「古い民宿を改造して宿泊可能な古本屋にする」といったものまであります。

こうした試みには、一緒に何かをやり遂げることで地元に対する愛着を高めてもらおうという狙いがあるのです。

aruku(福島県郡山市)

出典:arukuホームページ http://www.arukunet.jp/

“arukuは2008年12月に福島県郡山市でフリーペーパーとして創刊され、2013年10月にはweb 版がスタートしています。

記事の内容はグルメ、おすすめレシピ、イベント・レジャー情報、美容室・ショッピング情報といったものが中心で、20~40代の女性から絶大な人気を得ています。そんなarukuのメディアとしての強みはなんといってもフリーペーパーとwebを並行して発信している点です。

まず、フリーペーパーのarukuの発行部数は10万部を超えており、福島県内の数多くの店舗に置かれています。一方、web版の方は月間PVが30万PVを超える人気サイトです。つまり、フリーペーパーとwebという性格の異なる2つのメディアを連動させることで相乗効果を得て、福島県内では圧倒的な認知度を誇っているわけです。

これは企業側にとっては強力な広告媒体となりえますし、読者側にとってもライフスタイルに関する豊富な情報を無料で入手できるというメリットがあります。同時に、そうした相互作用は地元の活性化にも繋がることになり、arukuはローカルメディアとして大きな役割を果たしています。

鹿児島よかもん再発見!(鹿児島県)

出典:鹿児島よかもん再発見ホームページ https://kagoshimayokamon.com/

「鹿児島よかもん再発見!」は鹿児島の良さを知ってもらおうと立ち上げられたローカルメディアです。

食、資源、文化、伝統、歴史などといった情報が満載で、特に観光スポットとグルメ情報が充実しています。そして、そうした鹿児島県の魅力をアピールすることで観光客の増加とそれに伴う経済の活性化を目指しています。

また、紹介ページにはそれぞれの店舗や施設へのアクセス方法や見やすい地図を載せてあるため、旅行者にとっては非常に便利です。さらに、鹿児島県内にある車いす用のトイレマップを掲載しているのも土地勘のない人にとってはうれしいところではないでしょうか。

こうしたサービスによって多くの人が鹿児島に訪れるようになり、地域振興の一助となることを期待されています。

鞆物語(広島県福山市鞆の浦)

出典:鞆物語ホームページ https://tomonoura.npnp.jp/

鞆物語は広島県鞆の浦で暮らす人々の生活を物語風に綴ったユニークなサイトです。

昔から鞆の浦で生活している人、他県から移住してきた人、あるいは海外からやってきた旅行者といった具合に鞆の浦には多くの人が暮らしています。そして、このサイトでは彼らのさまざまなエピソードを紹介することで鞆の浦の良さが浮かび上がってくる仕掛けになっているのです。単に地元の情報を発信するだけの従来のローカルメディアと比べると非常にユニークなアプローチだといえます。

また、そうした手法は江戸情緒を残すノスタルジックな港町である鞆の浦の雰囲気に非常にマッチしているのも事実です。実際、そうした記事を読んで自分も鞆の浦に行ってみたいと思う人は多いのではないでしょうか。

もちろん、情緒的な訴求力を全面に押し出しているからといって実用的な情報がおろそかになっているわけではありません。観光スポット・グルメ・宿泊施設といった情報も数多く掲載されており、旅行者のガイドブックとしての一面も兼ね備えています。

ローカルメディアを活用して地元の活性化に取り組もう!

web化が進む中でローカルメディアはその可能性を大きく広げています。大手メディアと異なり、制約が少ないためにさまざまな方法論を試せるからです。

しかも、自治体であれ、一般市民であれ手軽に実行できるハードルの低さも魅力です。実際、そうしたメリットの恩恵を受け、地域振興の一助となる人気のローカルメディアが数多く作られています。

もし、地元の活性化のために何かおこないたいと考えているのであれば、この記事などを参考にしながらローカルメディアに挑戦してみてはいかがでしょうか。

 

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