自治体営業のノウハウが学べるWEBメディア │ 自治体クリップ

MENU

  1. 好奇心を駆り立てろ!大人も子どもも楽しめる、オススメの科学館&博物館5選

好奇心を駆り立てろ!大人も子どもも楽しめる、オススメの科学館&博物館5選

何か調べものをしていてわからないことがあったとき、図書館やインターネットを利用する人が多いでしょう。しかし、あまりに専門性の高い事柄などは、文章を読んだだけではよくわからないものもあります。

そういうときは、専門家から直接説明を受けるのが良いのではないでしょうか。学生ではないから、先生のような専門的な知識をもっている人がすぐに見つからないという人も、手軽に専門家に会える場所があります。

それが科学館や博物館といった施設です。

科学館・博物館ってどんな場所?

科学館は自然科学に関連した展示を行っている施設です。蒸気機関はどういう仕組みで動いているか、通信技術はどのように発展してきたかなど、さまざまな分野に関する展示が行われています。

博物館は特定の分野について収集された資料や研究成果を展示している施設です。美術や民族など1つの分野について深く掘り下げた知識が得られるようになっています。

科学館も博物館もその分野について研究している人たちが訪れ、自分の研究についての知識を深められるレベルの展示がされています。同時に、展示されている分野について知識のない人が見ても、その内容が理解できるように展示や説明方法を工夫している施設がほとんどです。

プラネタリウムを見て宇宙の勉強を始めたり、恐竜の化石の展示を見て太古の地球に興味をもったりといった経験が、誰にもあるのではないでしょうか。専門的な知識を得られると同時に好奇心を育む場所でもあります。

ここでは、全国に点在する科学館や博物館について紹介していきます。

福岡市科学館

出典:福岡市科学館ホームページ https://www.fukuokacity-kagakukan.jp/

福岡市科学館は、科学を通じて市民に自発的に学習する心をもってもらい、福岡を支える人に育ってもらうことを願って作られた施設です。広々とした二層分の高さをもつ企画展示室ではその時々に話題性のある特別展が開催されています。

基本展示室では、「環境」や「生活」といった身近なものから、「宇宙」や「生命」のような専門的な分野まで参加体験型の展示が楽しめます。宇宙について興味がある人は、ドームシアター(プラネタリウム)でリアルに再現された星空の映像と共に展開される学習用プログラムを体験してみましょう。

見るだけではなく、手を動かして参加できるコーナーも用意されています。サイエンスナビは連想検索エンジン「GETAssoc」を使い、豊富なコンテンツの中から自分が興味のある情報を見つけられるシステムです。

ちょっと研究者の気分を体験したいなら実験室に行ってみましょう。3室ある実験室では専門知識をもつスタッフの案内の下、化学や物理に関して子どもでも楽しめる簡単な実験ができます。

この他にも地元企業や研究機関のもつ技術についての展示コーナー、幼児でも遊べる知育玩具が用意されている「おやこひろば」など幅広い年齢層が楽しめる要素が満載です。

日本科学未来館

出典:日本未来科学館ホームページ http://www.miraikan.jst.go.jp/

科学の知識により世界で起こっている出来事を理解し、どのような未来が創造できるかを考える場所、それが日本科学未来館です。常設されている展示スペースは3つのゾーンで構成されています。

1つめの「世界をさぐる」は宇宙や地球環境をテーマに、ニュートリノの観測装置の模型や国際宇宙ステーションの一部が展示されています。「未来をつくる」はこれからの社会を築いていくアイディアがテーマで、ヒューマノイドロボットやアンドロイドの動く姿を間近に見て近未来を疑似体験できる空間です。

最後の「地球とつながる」は地球上に存在する生命や環境と人間とのつながりをテーマにしたゾーンです。有機ELパネルを使った地球ディスプレイや世界の国と地域に関する情報をもとに独自の世界地図が描けるオンラインサービスなどを使い、地球についての知識を深められます。また、大人から子どもまで一緒に楽しみながら科学に触れられるプログラムも用意されています。

楽しいトークで先端科学の魅力について理解する「科学コミュニケーター・トーク」や簡単な実験やゲームが楽しめる「アクティビティ@コ・スタジオ」などがそれです。日本科学未来館は、見て、参加して科学の世界から未来を想像できる空間で満たされています。

福井県立恐竜博物館

出典:福井県立恐竜博物館 https://www.dinosaur.pref.fukui.jp/

福井県立恐竜博物館は恐竜を中心とした古生物について、幅広い年齢層に親しみながら理解してもらうために作られました。また、福井県の地域振興やイメージアップのために、日本の恐竜研究の拠点となることも目的としている国内最大級の恐竜博物館です。

シンボルともいえる球状のドームは展示室(恐竜ホール)で内部の空間をフル活用できるように無柱空間構造となっています。常設展示室は3つのゾーンに分かれていています。その1つである「恐竜の世界」には44体の全身骨格が展示されていて、中生代の情景を実物大で再現した巨大ジオラマと共に恐竜の世界に浸ることができるでしょう。

復元された骨格と化石標本の中には福井産の恐竜も展示されているのが見どころです。「地球の科学」ゾーンでは地球を構成する岩石や鉱物が、「生命の歴史」ゾーンでは海に誕生した生物が陸へと進出していった歴史が、それぞれ展示されています。3つのゾーンを巡り歩くことで楽しみながら恐竜と地球の歴史について学ぶことができるでしょう。

さらに野外恐竜博物館では、化石発掘の体験ができます。実際に発掘現場で見つけた化石については研究員から解説を聞くこともできます。見るだけではなく直接古代の歴史に触れることで、恐竜と古生物への理解を深められる博物館です。

岐阜かかみがはら航空宇宙博物館

出典:岐阜かかみがはら航空宇宙博物館 http://www.sorahaku.net/

岐阜かかみがはら航空宇宙博物館は2018年3月にリニューアルオープンしました。人類の空と宇宙への挑戦の歴史を多くの人々に伝えるために作られた、国内唯一の本格的な航空および宇宙の専門博物館です。

建物の1階は「航空エリア」として主に航空機が展示されています。人類初の動力付き航空機であるライトフライヤーや岐阜で初飛行した零戦試作初号機の実物大模型などを見ながら航空機の歴史が学べます。旅客機やヘリコプターのシミュレーターも設置されているので、操縦の疑似体験を楽しみながら飛行機が飛ぶ仕組みを理解できるでしょう。

2階は「宇宙エリア」で、ロケット開発の歴史や天気予報・災害情報などに使われる人工衛星、さらには宇宙開発や宇宙探査について学べます。国産ロケットの模型や実物大の人工衛星の模型を間近でじっくり見られるので、宇宙空間で飛行する仕組みや詳しいメカニズムを知ることができるでしょう。

国際宇宙ステーションの日本実験棟「きぼう」の実物大模型や火星探査車「キュリオシティ」などの展示スペースでは、宇宙の広大さと神秘に触れられるかもしれません。また、「水ロケット製作教室」や「航空教室」なども開催されており、身近な物で物作りを楽しむことを通して子ども達の空や宇宙への夢を育てています。

埼玉県立川の博物館

出典:埼玉県立川の博物館 http://www.river-museum.jp/

埼玉県立川の博物館は、荒川を中心とした河川や水と人の暮らしとのかかわりについて、楽しみながら学習できる体験型博物館を目指して誕生しました。荒川と人々の暮らしのかかわりが理解できるように、本館第一展示室では荒川の大型復元模型や、川の抱える問題(水の浄化、治水など)をテーマにした展示が行われています。

渓流観察窓のコーナーでは、段丘地形の落差を利用して設置された水槽にイワナやヤマメなどが飼育されていて、エサをあげたり、泳ぐ様子を観察したりできます。荒川の流域を1000分の1の大きさで作った荒川大模型173の展示コーナーでは、源流点から河口までその模型の中を歩きながら詳しい解説を聞くことができるのです。

来館者が参加しながら川と水について学べる工夫は他にもあります。荒川わくわくランドは流力や浮力など水の科学的性質や治水、利水について、遊具で遊びながら学べるウォーターアスレチックです。

アドベンチャーシアターは大画面に映る荒川の自然と連動して座席が動くバーチャルシアターで、スリリングな川下りを疑似体験しながら川の自然を学べます。埼玉県立川の博物館は、楽しみながら自分たちの生活を支えている川と水の大切さについて学ぶことができる、遊びと学びが融合した空間です。

好奇心を育てつづけるために

子どもの頃に校外学習などで訪れた科学館や博物館は、授業の一環でありながら遊園地に来たような気分もありました。社会人になって改めて訪れてみると、子どもから大人まで理解し楽しめるように施されている数々の工夫に驚かされます。

年齢と共に感じることは変化しても、館内を歩いているときの、知的欲求が満たされる喜びは変わりません。

いつまでも子どものような好奇心を育てつづけるためにも、機会を見つけて科学館や博物館を利用してみてください。

 

「自治体クリップ」とは?

自治体クリップとは、グループ会社で15年以上自治体関連事業に特化してきた知見を活かし、
企業の課題解決をサポートするwebサイトです。

自治体営業には”コツ”があります。

これまで培ってきたノウハウとネットワークを活用し、
自治体と企業のさらなる連携に貢献したいと考えております。

メルマガ会員募集中