観光に力を入れたい自治体にオススメ!観光関連サービス5選
自治体ではなにか地域を盛り上げるものを模索しているところも多いことでしょう。観光も地域の大切な資源であり、地域活性化に活かすことができるはずです。
国も海外からの観光客を増やしていく方針を掲げています。国内において観光客を増やすためには、交流人口の増加が大事なポイントです。
そこで、どうすれば観光客を呼び込むことができるか、効果的な観光関連サービスについて5つピックアップして紹介します。
地方創生に活かせる資源として注目されている「観光」
地域ならではの特徴は地方創生に活かすことができる可能性を秘めています。そのため、ほかにはないようなスポットや名物をうまくアピールできれば、観光に訪れたいと考える人も増えるはずです。
しかし、長期的に観光産業を支えていくためには、単に有名なスポットや名物があるというだけでは続きません。観光資源を魅力のあるものとしてしっかり発信していくノウハウが必要です。また、関連施設などが相互に協力しあう仕組みも必要でしょう。
観光客を呼び込むための手順!大手旅行業者JTBの課題解決ソリューションとは!?
出典:JTBホームページ https://www.jtb.co.jp/chiikikoryu/solution/
JTBの課題解解決ソリューションでは持続可能な観光まちづくりの進め方について手順を示してくれています。まずは、地域の現状把握や課題の抽出からです。この段階で機運を高め、人財育成も行っていきます。
その後、データの分析に基づいて観光戦略を立案し、目玉となる観光コンテンツの創出や地域プロモーションをするという手順です。そして実際に旅行商品を作り販売促進を行うなど、旅行会社大手ならではの豊富なソリューションで観光まちづくりを進めることができるのです。
現状の把握や課題の抽出などの段階で、旅行者目線からの観光地イメージや旅行意向などを調査することができます。実際に地域の資源を活かして企画を考え、情報発信していく段階では、JTB内外のシステムを利用することができるという点もメリットでしょう。例えば、JTB時刻表や情報誌、パンフレットなどです。ほかにも、JTBグループ内のWebやアプリなどのメディアも活用してプロモーションすることができます。
また、JTBの問題解決ソリューションでは、手順が一方的ではありません。計画(Plan)、実行( Do)、評価( Check)、改善( Act)という4段階を繰り返す、いわゆるPDCAサイクルを大切に考えています。一度計画を実行すればそれで終わりというわけではなく、地域へ結果をフィードバックし、改善に努め続けるということです。
自治体が自ら稼げる力を引き出してくれるアソビューの仕組み
出典:asoview!ホームページ https://www.asoview.com/
「アソビュー(asoview!)」は、国内の多彩なレジャーや施設、体験プログラムなどのプランを紹介している遊びのマーケットプレイスです。アソビューではマーケティングやプロモーション支援事業も行っており、JTBと共同で自治体が観光関連商品を販売する際の管理システムを開発しました。
実際にアソビューを取り入れると、「エリアゲート」と呼ばれる販売管理システムを自治体のサイトに機能追加することになります。機能追加されれば、自治体の公式サイト上で観光に関する商品販売や顧客分析なども一元化することが可能です。一般のユーザーにとっては、自治体の公式サイトにアクセスすることで、地域で提供されているツアーの予約やショッピングなどができるようになります。
着地型観光として、地元ならではのアクティビティやツアー企画などを提供することも可能なのです。
ことりっぷとのタイアップで観光客を呼び込む
出典:ことりっぷホームページ https://co-trip.jp/
「ことりっぷ」は2008年に創刊された旅行ガイドブックです。その後、2013年にはWeb、2015年にはアプリでのサービスも始まっています。ことりっぷの読者のなかには、誰でも知っている有名な観光地だけではなく、一般的なガイドブックにはのっていないようなスポットに行きたいという要望がありました。そこで力を発揮するのが、自治体をはじめとした異業種とのタイアップで情報を提供するというスタイルです。
自治体ならば、その地域の人しか知らないような細かい情報を持っています。自治体とタイアップすることで、その情報を読者の興味を引く観光スポットとして紹介することができます。つまり、ことりっぷという良質なコミュニティとブランドを、自治体の観光産業での誘客に活用することができるということなのです。
外国人観光客のニーズに応えながら観光産業に活かせるHuber.
出典:Huber.ホームページ https://huber.co.jp/
Huber.(ハバー)は海外から日本にくる観光客と国際交流をしたい日本人のマッチングをサポートするサービスです。日本の観光地に関してある程度は海外でも紹介されているでしょう。
ただ、地元の人しか知らない場所や地元の人ならではの楽しみ方までは、なかなか外国人にはわかりません。しかし、その地域に住んでいる人なら、地域のよさを知ってもらうガイドができ、外国からの観光客に楽しんでもらうことが可能なのです。
Huber.のシステムはインフラ事業者や自治体との連携も始まっています。ガイドする人が観光スポットや宿、飲食店などをつなぎ、地域の魅力を創り出すことにも貢献しているのです。また、ガイドをすることで外国人観光客のニーズをリサーチし、誘客に活かすこともできます。
リアルタイムの情報発信ができるツール!フリープラス Japan Timelineとは?
出典:FREEPLUSホームページ https://www.freeplus.co.jp/
「フリープラス Japan Timeline」は日本全国の自治体が生の情報を世界に発信できるWebプラットフォームです。グルメや宿泊施設、特産品に関することはもちろん、リアルタイムでイベント情報も発信することができます。Web上では都道府県別のタイムライン記事を一覧で検索することができる仕組みになっています。
そのため、観光客は訪れたい場所周辺にまつわる情報を知り、旅行の計画に取り入れることも可能です。自治体側からすると、観光客に注目してほしい情報をアピールすることができるでしょう。
民間のサービスが持つノウハウやメリットを活かして観光で地域創生を!
旅行を専門としている業者には、JTBの問題解決ソリューションのように専門ならではのノウハウがありました。また、アソビューやHuber.のように、自治体や地元の人が観光客を呼び込む力になり得るということもあります。さらに、ことりっぷやフリープラス Japan Timelineなどを使って観光客のニーズを満たす情報を発信していくこともできます。
民間のサービスにはさまざまなノウハウやメリットがあり、観光による地域創生に活かすことができるはずです。そのため、今後も民間との連携は加速していくでしょう。